自立した学習者を育てるプログラム「おうち受験コーチング」を展開（2/3）

学習を習慣化する講座のほか、講師力を上げるセルフブランディングもサポート

　講座は、学習方法編と講師力向上編から成る「学習習慣コーチ養成講座」からスタートします。単元ごとに動画を視聴した後、どうすれば子どもが自分から勉強するようになるのか、伝え方や考え方についてディスカッションします。

　学習方法編では、子どもから将来の目標を引き出す方法や、「分かる」「できる」「ミスしない」の3ステップを踏む成績アップ術、学習のPDC（計画、実行、評価）の回し方などにも触れます。

　「既製品の暗記帳を使って英単語を覚える方法なども、一案としてご提案しています。リングに50枚のカードをはさみ、頭に入ったものから抜きます。カードが減るたびに達成感が味わえ、通学など隙間時間も活用できるので効率的です。自分で作るとなると、作業ばかりに追われて暗記に十分な時間を割くことができません」

　復習にはタイミングがあり、脳のメカニズムに沿って適切な時期に反復することで、記憶が定着する仕組みも紹介。さっそく宿題を出すサイクルを変えたり、授業とは別で子どもに記憶の話をしたりする受講者もいるそうです。

　講師力向上編では、心構えやセルフブランディングなどにも言及します。
　「子どもが『自分は優秀な先生から教わっている』と前向きな気持ちで学ぶのと、『この先生は大丈夫だろうか』と疑問を抱きながら学ぶのとでは、モチベーションに差が生じ、成果にも影響します。いかにして子どもの信頼を集めるか、求心力など講師としての在り方を考えることはとても重要です」

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