手仕事による細やかなケアで愛車の汚れを落とし、美しく輝く姿を（3/3）

作業の様子をガラス越しに見学できるカウンター席を店内に用意

　独立から3年がたった2021年に、福留さんは法人改組。翌2022年には、洗車・コーティングを手掛ける専門店として「Plus」を開店しました。店名には、「もっともっときれいにしたい車にキレイをプラスしたい」という意味を込めていると言います。

　店のデザインにもこだわり、ショールームのように大きな開口部を備えた店構えが目を引きます。店内は、優しい風合いの木目を生かしたカフェのような雰囲気。顧客は、愛車にケアが施される工程を、ガラス1枚を隔てたカウンター席からゆっくり眺めることができます。

　「汚れがすっきりと洗い流され、輝きを放っていく様子はとても気持ちがよいものです。洗車場も一般販売されている道具と液剤を使っているためか、お客さまが作業風景を見に来られて写真や動画を撮られることも多いです。当店は写真も動画も大歓迎です」

　手間暇を惜しまず、細部まで磨き上げる福留さん。噴霧器やブラシ、タオルなどを使いこなし手際よく進める姿を、スマートフォンで一部始終を撮影する人もいるそうです。

　「お客さまからからは好評をいただき、地元の方をはじめ、名古屋や県外からお越しくださる方もいてうれしい限りです」と笑顔を見せ、今後のビジョンとして全国展開を掲げます。

　「刈谷市の店舗に加えて、愛知県内に2店目の出店を計画しており、お客さまの喜びを自分の喜びにできる人と一緒に仕事をしていきたいと考えています。いずれは、『洗車といったらプラスだよね』と誰からも言われるような存在になりたいですね」

（取材年月：2023年11月）

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