少人数制の英語スクールで、自信を養い可能性を引き出すお手伝いを（2/3）

受験対策コースを開設するほか、長期休暇中は自分の強みを見つけるワークショップも開催

　2016年に開校したハローインターナショナルですが、その背景には長い歴史があります。石森さんの母が設立した「ハロー英数学院」を前身とし、45年にわたり子どもたちを迎え入れてきました。当時まだ珍しい英語学習に特化し、留学支援にも積極的だったとか。

　「当校は長く通ってくれる生徒さんが多く、進級、進学を控え他の教科も教えてほしいという相談が集まり、新たなコースを開設しました」

　現在提供しているのは、小・中・高校の受験指導コース。県内有数の難関中学への合格を導くなど着実に結果を残し、受講者は年々増加しています。今後は大学受験も視野に入れ、AO（総合型選抜）や海外進学など、各種入試に備える総合的なスクール体制を目指しています。

　ただ石森さんは、生徒たちを良い学校に入れることを最終目標にはしたくないと言います。
　「ハローを通じて得てほしいのは成功体験です。資格や志望校合格だけではなく、スポーツでもアートでも、自分が『主役』になれる場所を持つことで誇りを感じてほしいのです」

　ハローには長期休暇中の特別プログラムがあり、川遊びやスポーツ、工作など多様なワークショップを開催。己の強みを知り、誰もが輝ける場所があることを知ってもらう狙いがあります。
　「実際、当校に入ってから『自信がついた』という子が多いです。芽生えた主体性などが多方面に良い影響を与え、さまざまな分野の大会で成果をあげている生徒達もいます。子どもが自分を信じたときに放つ光を、間近で見られるのは大きな喜びです」

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