岩下斉昭プロのご紹介
定額制の相談サービス「かかりつけオフィス」で創業を支援（2/3）
内装業者として店づくりやオリジナル家具、インテリア雑貨も製作
プランに見落としはないか、資金面で無理はないかもチェックし、状況によっては起業開業を延期して資金を貯めるよう助言することも。
「無謀な計画による失敗、倒産などから、クライアントを守る防波堤になりたい」という言葉に、自分の店を持つ夢を着実にかなえてもらいたいとの思いがにじみます。
岩下さんは鹿児島県出身。実家は小さな町で商店を営んでいたそうです。「米や日用品を扱い地域で重宝されましたが、過疎化が進行するにつれ、町自体が衰退していきました。親が苦労する姿を見てきたので、いつか商売繁盛を後押しするような仕事がしたいと考えていました」
インテリアメーカー勤務を経て個人事業主として内装業などに従事し、2015年に現在の会社を設立。百貨店に出店するファッションブランドのテナントや個人の店づくりを請け負うほか、オリジナル家具やインテリア雑貨を製作しています。
近年は家具の強度を増す構造体の考案や、簡単なWEB操作で建築家具の見積もりを算出できるシステムも開発。業務を拡充してきた岩下さんですが、自社を立ち上げる際は戸惑いの連続だったとか。
「意見を求め公共の窓口にも足を運びましたが、何も知らない状態で利用するには難しさを感じました。仕方なく自力で事業計画書を作り、資金繰りや税金のことも勉強しました。私の場合、周囲の手を借りることができましたが、頼れる仲間がいない人はどれくらいいるのだろう、お役に立てることはないだろうか？という気持ちが強くなりましたね」
＜次ページへ続く＞
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