太田清登プロのご紹介
家庭向けの製品づくりに取り組み、「石で人々の人生にいい波動を起こしたい」(3/3)
丸仲ブランドの石を用い、デザイン力と加工技術でオリジナル製品を展開
「長年の経験と石の持ち味を生かしたデザイン力、精度の高い加工技術が強みです。より良い仕上がりを求め、食事も忘れて1日中試行錯誤を繰り返すこともありますね」
石職人でありながら、ストーンデザイナー&プロデューサーの肩書をもつ太田さん。五代目就任後間もなく、オリジナルブランド「Fertile soil(ファーティルソィル)」を立ち上げました。顧客のリクエストに合わせてデザインを描くところから、現場での加工、客先での配置まで、すべての工程を担い、インテリアオブジェ、テーブルや照明、花器など数々のアイテムを生み出しています。
さらに、石のブランド化を進めたいと、保有する山から採取できる庵治石を四つのランクに分けています。「中細目」と「中目」といった石目や色目の違いから分類し、最高級品の「丸仲PUREMIERE(マルナカプレミア)」をはじめ、「仲讃美(ナカサンビ)」「白美讃(ハクビサン)」「雄讃(ユウザン)」と名付けました。
住まいの中にも天然素材である石を取り入れ、眺めたり、手で触れたりすることで心穏やかな気持ちになってほしいと願う太田さん。暮らしになじみ、日常的に使ってもらえればと、過去には、石の表面の質感を布にして、ファッションに生かせないかと挑戦したこともありました。
「残念ながらうまく裁縫用の生地布にはできませんでしたが、石は表情が豊かで、一つ一つが魅力を持っています。今は採掘場自体を観光資源にできないかなど、いろいろと考えを巡らせています」と熱く語ります。
(取材年月:2023年7月)
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