心理カウンセラーとしての経験を生かし、カウンセリングを通じて会員を結婚へと導く（3/3）

会員同士の出会いの場を増やすため、婚活パーティーも計画

　「婚活はある意味一つの事業です。企業がタスクなどの達成に向けて計画を立てるように、まずは目標を設定し、やるべきこと逆算していくことをおすすめしています」と井上さん。加入月が1月の場合、1月から2月にかけてお見合い、2月後半には1人に決め、そこから3、4、5月と3カ月ほどお付き合いし、6月に成婚など、話し合いながら紙に書き出していくのだとか。

　「私は恋愛の延長線上に結婚があるとは考えていません。結婚には、それまでの人生を一度リセットする側面があります。独身時代に自由を謳歌していた時間は減るかもしれませんが、それにも増して、好きな人と一緒に暮らすことで得られる心の豊かさや、新たな可能性の広がりを感じることができます。互いに影響を及ぼし合い、共に成長していく日々を築くことができるんです」

　今後は、他の結婚相談所と合同でパーティーを開催し、会員同士が気軽に交流できる機会を作るほか、「当方の会員さまだけのアットホームな集いで、出会いの場を増やしていきたい」と井上さん。

　少子高齢化が加速する昨今、「縁結びのお手伝いをすることで幸せなカップルが増え、社会にも良い影響を及ぼすのだとしたらうれしい」と語ります。

　「悩み事は1人で抱え込まず誰かに話すだけで、半分くらいは心が軽くなります。『そろそろ自分も』と1年以内に婚約を目指す方はぜひ、お声掛けください。丁寧に対話を重ねながらお相手を探し、パートナーと共に新たな人生を歩んでいきましょう」

（取材年月：2023年1月）

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