ハウスクリーニングの名手が宮崎に！（2/3）

何よりも大切なのは「お客様の声」

　まずどんなに難しい現場でも「難しいかもしれません、とはお伝えしますが、諦めません」。さらに「当店ではトイレ掃除のブラシ、スポンジ類はすべて使い捨てです。いくら洗浄してきたと言われても、どこで使ったかわからないトイレブラシを使われるのはイヤですよね」。キッチン清掃は「女性ならでは視点があるので」と奥様が担当。

　必要のない掃除は受けません。「例えば、エアコンと室外機のクリーニングをご依頼いただいて、現場を拝見したら室外機はクリーニングするほど汚れていなかった場合、クリーニングの時期にないことを説明し、必要な時期にお引き受けします。商売では“お金をいただければ何でもやります”が普通ですが、私は千円でも無駄に使っていただきたくない。大切なお金ですら。そういうご提案を行うことで、お客様との信頼関係が得られるものと確信しています。私たちハウスクリーナーの仕事は物を売る商売ではありません。感動と満足を売る仕事。ハウスクリーニングでキレイになった箇所＝作品です。自分が手掛けた作品をお客様にご提供すると常に心掛けています。大袈裟と思われるかも知れませんが、ハウスクリーニングにかける想いは人一倍持っています。今も最適な提案をできるよう勉強の日々です」と橋口さん。

　さらに安全な薬剤を使って安心できる結果を出すこと、を心がけている橋口さん。「健康に負担があるような薬剤は使わず、安全な薬剤を厳選。例えばお風呂は残った石鹸カスが金属石鹸成分に変わって、そこに皮脂が重なり、水垢やカビが折り重なるように複合的な層になって汚れていくものです。水垢とカビは、それぞれ効果的な薬剤が異なり、それらの薬剤を混ぜることは有毒ガスを発生させるために厳禁なんです。ただ強い薬を使えばいいわけではないのです」。自身やスタッフの身だしなみにも手を抜かないなど、清潔感も徹底します。「どんなに忙しくても2週間に1回は散髪します」と笑います。考え方、取り組みのすべてに徹底した「お客様目線」が光ります。

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