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栗林英法 ・プロのご紹介
大切な思い出が宿る時計を情熱の技術で再生(2/3)
勇気と希望をくれたアンティーク時計に恩返ししたい
栗林さんが時計に興味を持ったのは20代のころ。町の時計屋で話を聞くうちに魅力にとりつかれ、機械式時計を収集するようになりました。次第に趣味では収まらなくなり、別府市で時計販売店を4年ほど経営。その後、栗林さんは生命を脅かす大病を患ったり、友人から依頼されて経営に携わった会社が倒産するなど、次々と大きな困難に直面します。心身ともに疲れ果てた栗林さんは、「どうせ色々ある人生なら、好きなことをして生きよう」と決意。真っ先に思い浮かんだのが、苦しい時に心の支えとなってくれたアンティーク時計へ恩返しをすることでした。
時計修理職人を目指して、専門書で理論を学びながら、自宅で分解、組み立てを繰り返すこと数年。過度の作業が原因で網膜症にかかってしまうほど、日夜研鑽を積んで技術を習得しました。腕のいい職人がいると聞けば県外まで出向き、勉強させてもらったこともあるそうです。同時に懇意にしていた時計店で、下請け作業をしながら修行を重ねた栗林さん。職人不足で困っていた時計店の修理を、無償で請け負うこともありました。そして2009年、「フジヤマ時計店」をオープン。店名には「地域で一番の店になりたい」という思いを込めました。最初は赤字続きでしたが、「技術さえあればいつか仕事がくる」という信念のもと腕を磨き続けたといいます。
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