相続に特化した税理士・行政書士事務所としてクライアントをサポート（2/3）

「争続(そうぞく)」を避けるためにも、生前から対策を

　「高齢になり、認知能力が衰えると自分で財産を管理することが難しくなります。また、相続人の中に認知症の方がいらっしゃると、遺産分割協議ができなくなる可能性もあります。こうした問題に適切に対処するために、弁護士の先生方とも連携しています」と田邊さん。

　遺産をめぐって親族が争う「争続（そうぞく）」を避けるためにも、元気なうちから準備してほしいと言います。

　「節税のためにも、早め早めに動くことをおすすめします。相続発生の直前に慌てて行っても納税額を大幅に軽減するのは困難で、長期的に取り組むことで効果を得られます。まずは将来、相続税を支払う必要があるのかどうか、現状の把握から始めましょう」

　相続はお金や人間関係がからむデリケートな事柄であり、クライアントの事情や心情に細やかに配慮する田邊さん。早稲田大学在学中に、公認会計士試験に合格した実力の持ち主でもあります。

　全国規模の監査法人トーマツに入所し、主に上場を目指す企業の監査に従事しました。海外への語学留学などを経て「税務や相続について学びを深めたい」と、相続税申告で業界トップクラスの実績を誇る税理士法人チェスターへ。税理士としての実務を重ね、2017年に地元・岡山で独立しました。

　「相続は、投資や不動産関係、会社を経営している方であれば事業承継に及ぶなど、幅広い知識が求められます。公認会計士としての知識や経験も生かすことができるので、とてもやりがいがありますね」と笑顔を見せます。

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