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神山豊江プロのご紹介
美しく神聖な沖縄の海で数カ月かけて自然に還る。散骨とは違う海洋葬の新しいカタチ(2/3)
「実家のお墓に入れない」といった悩みをきっかけに、海に葬送する墓標づくりへ
沖縄海洋墓標会の設立は、異業種交流会の参加者が持ち掛けた相談が始まりでした。
「離婚して戻ってきた妹がいるけれど、沖縄の伝統的な門中墓では、一度嫁いだ女性は実家のお墓に入れないというケースが多い。亡くなった場合どうしよう。海が好きだけどお墓を建てることもできないし…と、悩みを口にしていたそうです」
話を聞いた葬祭業の経営者が、「門中墓を閉じるときに使う漆喰なら、海中で溶けていくはず」と提案。サンゴなどが化石化した石灰岩を原料とする漆喰で墓標を作り、遺骨を収めて海に葬送するという発想が生まれたのです。メンバーで幾度も試作と実験を重ね、また、法律面もクリアしてエルカが誕生しました。
約20年にわたり葬祭業に携わってきた神山さんも、「さんご葬」の理念に共感。同会が発足した翌年、2018年に参画しました。
「私が現在の道に進んだのは、父親に病気が発覚したことがきっかけです。後悔をしたくないと勤めていた会社を退職。看病に専念するつもりでしたが、程なく他界してしまいました。当時、葬儀を担当してくれた事業社から声を掛けられ、入社したのです」
自身の経験から、これまで数多く遺族の心情や事情に親身に寄り添ってきた神山さん。その姿勢は変わらず、儀式の折には必ず乗船して立ち会います。
「私は、悲しみのなかお葬式に臨むご遺族の心情もよく分かります。できる限りご遺族から故人について伺い、その方のことを思いながらお見送りします」
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