コミュニケーション力で将来の可能性を広げる、英語を軸とした進学塾（2/3）

沖縄県に移住してインターナショナルスクールの教師から塾講師に

　1969年に東京都目黒区で生まれた青木さん。英語が得意で、他の言語を学んでみたかったこと、フランス映画が好きだったことから中央大学文学部フランス文学科へ入学します。

　「卒業後は東京での会社勤務経験がありましたが、徐々に以前から興味を抱いていた英語教師になりたいと考えるようになりました。その過程で、英語スキルの向上を目指しハワイで語学留学をし、さらに日本大学の通信課程を受けて、英語と国語それぞれで中学・高校の教員免許を取りました」

　2003年に、読谷村にある「沖縄クリスチャンスクールインターナショナル（OCSI）」で教員採用の話があり、沖縄への移住を決意。同校では日本人だけでなく、さまざまな国籍の子どもたちの日本語学習に携わったそうです。

　「OCSIは授業が午後3時半に終了するので、保護者や地域の方からの『放課後に家庭教師をしてほしい』という依頼を請け負うようになりました。生徒数が増えてきたので、教師を辞めて塾を開くことにしました」

　青木さんは2008年に開塾。教壇を去ってからもOCSIの役員を務め、学校現場の状況を観察しながら自身の講義に反映してきました。

　社会が急速に変化する中、子どもたちには思考力や判断力などが求められるように。教育に関する専門性を高めるため、アメリカのユニオン大学のプログラムを受講します。「修士号を取った際は現地で3週間のサマースクールに参加しました。博士号はオンライン講義でしたから、塾に影響がなくとてもありがたかったですね」

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