中小企業・個人事業にデジタルマーケティングを（2/3）

価値ある情報を「伝えること」が仕事の本質

　2016年にホームページ制作の事業を始めた金井さん。現在ではダイビングの仕事を縮小し、ホームページ制作やマーケティングの仕事がメインになっているそうです。

　「ホームページ制作の仕事を始めてみて、その需要の多さに驚きました。当初は、簡単に仕事は入ってこないだろうと思っていましたが、意外にも多くのご依頼をいただけました。ただダイビングも忙しく、特に繁忙期はせっかくご注文をいただいても、訪問出来ずにご迷惑をおかけしてしまうので、ある程度セーブしながらやっていました」

　ホームページ制作の事業を始めた当初と今とではスタイルも変わったそうです。最初は制作だけをやっていた金井さんですが、訪問先の企業から「継続してコンサルティングをお願いしたい」と言う声をいただくようになりました。

　「経営者さまと打合せをしていると、どうしても集客の話になり、私もつい熱が入ってしまいます。自分がスクール運営でやってきたことや、やりたくても出来なかったこと。やるべきこと、やってはいけないこと。そんな話をしていると2時間3時間と、あっという間に時間が過ぎてしまいます。しかし、それを皆さんすごく熱心に聞いてくださいます。そんな経験をたくさんしてきて、『自分の仕事はホームページを作るだけでなく、伝えることなんだ』と思うようになりました」

　金井さん曰く、どちらかと言えば大人しいタイプだそうですが、ダイビングでもホームページでも、お仕事の話になると熱が入るそうです。

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【次ページ】ホームページ制作やデジタルマーケティングの普及に努めながらダイビングスクールも継続したい

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