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釈永聡プロのご紹介
伝統と進化の両立を大切に、瓦の美しさや文化を伝えていきたい(2/3)
雨の流れを読み、正確に施工していく技
釈永瓦工務店は立山町上末にあります。粘土質の土が採れ、「越中瀬戸焼」で知られる陶器づくりが400年以上前から行われてきましたが、明治以降、多くの窯元が瓦業に転業しました。瓦工務店は、釈永さんの祖父が昭和13年に創業し、大きなトンネル窯を使った瓦の製造と瓦工事を手がけていました。しかし、瓦を大量に製造するだけの良質な土を採り出すことが難しくなったことや、オイルショックによる燃料高騰などのため瓦の製造をやめ、瓦工事専業になりました。
釈永さんは高校卒業と同時に2代目の父のもとで修業し、技を磨きました。瓦葺きの奥深さ、魅力に魅かれ、29歳で「厚生労働大臣認定 かわらぶき1級技能士」の資格を取得。34歳で父を亡くした後は独学で瓦葺きの道を追求。平成21年に瓦葺きの技術を競う全国技能グランプリに初の県代表として出場しました。その技術は高く評価され、後進の指導にも力を入れています。
「瓦葺きの仕事の基本は、あたりまえのことですが雨漏りさせないこと。屋根をつたう雨の流れを読み、樋にスムーズに流せるように施工することです。屋根の形状や瓦の種類、素材、特徴をしっかりと把握し、臨機応変に現場で加工、切断できるようにしなければなりません。美しくて、頑丈、雨漏りさせない。この兼ね合いが難しく、職人としての腕の見せどころです」
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