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森田清一プロのご紹介

日本古来より続く建築法を現代に生かし、長く住み続けられる家づくりを提案(1/3)

森田清一 もりたきよかず

安全に暮らすことができる真の意味での長寿住宅を

 岐阜県揖斐川町に事務所を構える株式会社空間工房森田の代表・森田清一さん。国産木材や自然素材を中心に、日本家屋の素晴らしを現代風に取り入れた新築住宅で、厚い信頼を寄せられる建築家です。そんな森田さんが説くのは、現在、主流となっている高気密・高断熱の危険性です。「時代の流れもあり、高気密・高断熱の長寿命住宅が注目を集めていますが、実は壁の中の建材が漏水や壁内結露などで腐り、長寿命住宅のはずが逆に寿命を縮める結果となってしまうことを一般の方は知りません」

 では、なぜ弊害がある工法が一般的になりつつあるのか。要因の一つとして、建築基準法の基準数値の何倍もの強度が保てるという点があります。しかし、試験はほぼ全ての建材が新品の状態で行われ、年数の経過による劣化状態は加味されていません。もちろん、実際に経年劣化の再現が不可能ということもあるかもしれません。いずれにせよ、耐久年数が問題視されている中、森田さんは日本古来より伝わる材料と工法による新築施工を提供しています。中でも、近年の問題を解決するために重要な役割を果たすのが、「軒の出」の存在です。「重要なのは、家が濡れないようにすることではありません。昔から、日本の住宅は雨風にさらされてきました。例えば、約1400年前に建てられた法隆寺などの木造建築が今も健全でいられる理由は、軒の出があるからなんです」

 近年、日本の住宅業界でも欧米化は著しく、昔はよく見かけた軒の出がある日本家屋も最近では少なくなりました。年間平均湿度、降水量が極端に少ない北米などでは当然かもしれませんが、日本のように高温多湿で雨量も多い国では、軒の出がなければ直接、外壁に雨が当たってしまいます。一方、軒の出があれば、雨は軒を伝って地面に落ちます。もちろん、台風などで雨が当たることもありますが、重要なのは家が雨に濡れない期間が長ければ、それだけ乾くための時間があるということです。そうした工夫がなされていたからこそ、昔の日本家屋は激しい劣化を避けて長く居住者の暮らしを守ってきました。森田さんが手掛ける住宅は、雨が侵入した場合でも、床下や屋外に雨水が抜けていくような構造で設計され、20年後でも30年後でも、家の強度が保たれ安全に暮らすことができる本当の意味での長寿住宅です。

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