経験豊富な女性鍼灸師が、不妊治療をはじめ、女性の健康と美容を鍼灸と漢方で応援！（3/3）

院長で鍼灸師の足立美穂さんと、美容担当の鍼灸師の原晶子さん。スタッフはすべて女性です

お灸は熱い!?　漢方は効かない!?　鍼灸や漢方の誤解を解消し、かしこく活用してほしい

　鍼灸の効果は分かっても、痛い、熱い、怖いと躊躇していませんか？東洋の森は、熱くも痛くもなく、跡も残らないと評判です。

　というのも、足立さんは一人一人に合わせて、もぐさをひねって灸を作ります。その大きさは米粒の半分のミニサイズ。全部を燃やさず、ほんのり温かく感じたところで取り替えるので、熱くも痛くもないのです。また、鍼も深く刺せば効果が上がるわけではないため、多くの治療は0.6mmの短い鍼が付いた円皮鍼を用います。てい鍼など刺さない針も使ってくれます。

「漢方も合えば効果は絶大なのに、使い方を過って利かないと思っている方が多くて残念です。お馴染みの葛根湯は、体質に合わない人や食後に飲んでも効果がないとご存知ですか？以前効いた漢方薬も、年齢や季節などにより体調が変われば、利きにくくなることもあります。症状や体質に合う漢方を選ぶことが、とても大事なんです」

　足立さんが、漢方相談でも鍼灸と同様に、脈診、舌診、腹診などの東洋医学的診断法を用いて丁寧に診察するのはそのためです。漢方の生薬は、飲みにくく保存も大変でしたが、現在は錠剤や液体など飲みやすいものも増えているそう。診察後に無料で漢方薬を自宅へ発送もしてくれます。

「鍼灸や漢方は素晴らしい効果が期待できるにも関わらず、あやしい、難しいと敬遠されたり、誤って認識されていることが、今でもたくさんあります。伝統的なイメージも強いですが、てい鍼や錠剤の漢方薬などのように治療法も日々進化し、利用しやすくなっています」

　そんな誤解を解くために足立さんは、ホームページをはじめ、女性や医療向けのサイトに、役立つコラムを多数執筆し、鍼灸や漢方など東洋医学の良さを広めています。

「病気になってから病院へ行って治療するのではなく、日頃から自分自身の体調に注意し、より健康に過ごす方法をかしこく学んで実践をしてほしい。その選択肢のひとつに、鍼灸や漢方が活用されるとうれしいです」

（取材年月：2019年2月）

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⇒基礎体温にこだわって体質改善。スタッフは全員女性。