健康な体からよい髪の毛を育て、できるだけダメージを与えずに「艶髪」を目指す（1/3）

カットやパーマで傷んだ髪をケアする「髪の病院」として適切にアドバイス

　「カラーやパーマを繰り返し、髪がパサついて艶（つや）がない、抜け毛や白髪が気になるなど、髪の毛の悩みを抱えている方は少なくないでしょう。長きにわたって、お気に入りのヘアスタイルを楽しんでもらえるように、当方では、髪と頭皮を自然な状態に戻し、美しい髪のサイクルを生み出すお手伝いをいたします」

　そう語るのは、三重県鈴鹿市に店舗を構える「VIVACE!（ヴィヴァーチェ）」の理容師、佐藤智彦さん。「お客さまの髪を第一に考える上質ヘアサロン」をコンセプトに、カットやカラー、パーマの他、ヘッドスパやまつ毛エクステ、フェイシャルといったエステメニューも展開しています。

　2003年のオープン以来、数多くの人に美容サービスを提供していますが、特に力を入れているのが髪質の改善です。
　「開業当時、髪の毛の色素を抜いて明るくするブリーチが流行していたのですが、脱色した後、きちんとお手入れをしていない方をたくさん見てきました。枝毛や切れ毛などが増えているところへ黒髪が生えてきて、重ねてブリーチを依頼される。『さらに傷みが進んでしまうのに』とジレンマがありました」

　何かできることはないかと、佐藤さんは、トリートメントをベースに美髪へと導く「髪の病院」が開発したメソッドを習得します。
　「乾燥やごわつきを気にする方が多いですが、髪が病気になっているという意識がないんです。風邪をひいたら病院で診察を受けて薬を処方されますよね。それと同じように、プロが状態を見て、適切なアドバイスをする流れを作りたいと思っています」

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