痛みの原因を見つけ、「本来の体の動き」を取り戻すことで、日常生活を笑顔に（3/3）

痛みの改善を導き、日常生活を取り戻すことを目指す

　手に職をつけようと柔道整復師の道に進んだ一万田さん。専門学校で学んだ後、大手整形外科グループや整骨院で、約6年勤務しました。経験を積む一方で、徐々にもどかしさを感じるようになったと言います。
　「保険診療内の施術では、できることが限られ、長く通ってもらうことが当たり前の風潮がありました。自由診療の範囲で、きちんと改善を導き、『ここに来て、よくなった』と実感してもらえる施術を提供したいと思うようになりました」

　2017年に開業した後も、独自の施術法を模索し続けたそう。福岡で活動する、ある理学療法士との出会いが、転機になりました。
　「改善したい気持ちはあっても、当初は思うようにいかず、各地の勉強会などに参加して知見を広げました。中でも、理学療法士の方から、運動療法をベースにした施術を一から学んだことは、大きかったですね。それまで培ってきた整体の技術を組み合わせ、原因にアプローチできる施術スタイルに至りました」

　施術を経て、痛みがなかったころの日常生活を取り戻したと報告が届くことがうれしいと言います。
　「最近も、腰の痛みに困っていた方から、『長時間の運転が苦にならなかった』と喜んでいただきました。日常生活の悩みを解決できたり、セルフケアが習慣化したり、〝もう整体に頼らなくても大丈夫〟と実感することがやりがいです」と一万田さん。いつまでも健やかでいられるよう、自分の体と日々向き合う大切さに気付かせてくれます。

（取材年月：2023年11月）

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⇒慢性的な体の痛み、不調などの原因に働きかける独自の施術法