三島摩耶プロのご紹介
樹木医としてみどりを守り、街と暮らしを守りたい(1/3)
樹木の生態を知り、街のみどりを守ることが安全につながる
樹木医の三島摩耶さんは、夫の家業でもある埼玉県行田市の「三島造園」を拠点に活動しています。三島造園は、創業から約130年にわたり培ってきた日本庭園の技術と、摩耶さんの樹木医としての専門知識が強みとなっています。造園業は個人宅のほか、公園などの公共・レジャー施設から街路樹まで手がけます。三島造園でも自治体の指定管理業務を請け負っており、樹木などの維持管理のほか、桜の剪定講習会など公園内のイベントも開催しています。
そして、「街のみどりを守ることが安全な街づくりにつながる」と話す摩耶さん。樹木医というと、樹木を病虫害から守る人といったイメージがあります。しかし、樹木の健康管理は、樹木のためだけでなく、街の景観と安全のために必要なことだとか。
「台風などで木々が倒れると、人や建物に被害が及ぶ可能性があります。定期的にケアをして樹木の健康を保つことで、そうした危険を回避することができます」
樹木の生態に精通している摩耶さんは、枝葉を落とすタイミングについても注意を促します。「葉っぱや枝は、人間でいう爪や髪ではなく指や腕のようなもの。春先などに剪定しているのを見ると、自分まで苦しくなります」
実は、新芽が出た後の春から夏にかけては樹木が疲れているため、その時期の剪定は負担になるそうです。樹木の生理生態にあわせて、休眠期である12月~2月に手入れを行えるよう、顧客に働きかけています。こうした啓発普及も樹木医の大切な役割です。
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