音楽を通して、シニア世代に「生きがい」を提供し、QOL（生活の質）の向上を目指す（1/3）

今までにないレッスン法。「ピアノ指導」に脳トレ・ゲーム・コーチング・心理学等のエッセンスをプラス

　「楽譜を読めないけれど弾いてみたい曲がある」「定年後の趣味を見つけたい」「シニア向けのクラスを新設したい」「講師間の横のつながりがほしい」

　ピアノを習いたい人、ピアノを教えたい人の声に応えるのは、島根県出雲市と松江市で活動する「カンタービレピアノ教室」代表の徳田浩美さん。3歳から70代まで幅広い世代を迎え入れ、それぞれのレベルやニーズに応じたコースを展開しています。

　中でも力を入れているのが、「大人・シニアのための脳トレピアノ®︎レッスン」と「脳トレピアノ®︎プライマリー(初級)認定講師養成講座」です。

　「レッスンでは、脳トレゲームのほか、やる気を引き出すコーチングや心理学の要素を取り入れ、音楽を楽しみながら脳を活性化することを目指しています。指1本で鍵盤を押さえることからスタートされた方が両手を使って目標曲を演奏できるようになり、生き生きと音を奏でている姿を拝見すると、とてもうれしくなります」

　独自のメソッドにより、初回から好きな曲を練習できるのが特長ですが「『指導する』のではなく『お伝えする』という気持ちで接しています」と徳田さん。大事にしているのは、おもてなしの心だとか。

　「生徒さんは私よりも人生経験が長い方が多いので、お一人お一人を敬うとともに、変わったことがないか、常に心配りをしています。普段と違う様子が見られたら一言お声掛けしたり、お茶をお出ししてお悩みのご相談に乗ったりすることもあります。一人暮らしの方などは、おしゃべりの時間を心待ちにしてくださる方も多いんですよ」

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【次ページ】脳トレピアノ®︎で曲を弾く喜びや生きがいをかなえ、地域社会への貢献を目指す

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