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甲斐大櫻プロのご紹介
「ダメ人間」だっていい 演技を深掘りするのは個性(1/3)
“自称講師”の横行に落胆「基礎を学べる場を」
演技指導だけでなく、心のケアも仕事の一つといいます。JR新宿駅やJR代々木駅から歩いて数分、甲州街道から小さな路地を入った先にある株式会社児原(こばる)の「演劇ワークショプ」(東京都渋谷区)。東京と大阪にスタジオを持ち、これまで多くの俳優や声優を輩出してきました。
「うちはお芝居を通じて人をつくる」と話すのは、同社代表で講師の甲斐大櫻(かいだいおう)さん。有名なプロの俳優や声優を特別講師にそろえるこちらのワークショップには、これから芝居を学びたいという初心者のほか、すでに役者経験を積んだ人たちも口コミにより門を叩きます。
甲斐さんは20代後半で表現の世界に飛び込み、役者や裏方として奔走するうち、気づけばプロデュース業に。そこで「自称講師」らが横行する姿を目にしました。「演技の専門学校や養成所で学んだという人を何人も審査しましたが、ほとんどがひどいものでした。当時なら学費は年100万~150万円ほどでしたが、それだけ払ってこの演技なのかと」
調べたところ、舞台演出を一度すればいい、役者歴3年あればいいなど、講師になるための基準が著しく低かったといいます。きちんと基礎から教える場をつくりたい──。そんな思いが起業に向かわせました。
「お芝居の基礎はコミュニケーション。芝居と聞くと言葉の上手さが肝だと思われがちですが、大事なのは心と心の渡し合い。心のキャッチボールがあれば自然と言葉は出てくるものです」と甲斐さん。「ふだん皆さんがしている当たり前を自然に表現できるかが芝居のうまさにつながる」といい、それができれば映像や舞台などでの演技に深みが増すと話しました。
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