加藤絵美プロのご紹介
ピアノレッスンで音楽活動の土台を築き、一生もののギフトを贈りたい(3/3)
リトミック指導で表現力や感受性を磨き、「人の心を動かす演奏」を後押し
加藤さんは、都内に2校目となるピアノ教室の開校も予定。並行して、音楽体験の入り口となる未就学児のリトミックにも力を入れています。幼児向けのイメージがありますが、演奏家や作曲家らが音を感じ取り、考える力を伸ばすために考案されたプログラムが原点だそうです。
「ピアノは譜読みと指の動作ができれば、誰でも一定レベルには到達します。人の心を震わせる演奏には、楽曲の世界観を描き出す表現力や感受性が必要です。これらを磨くのは幼少期が適しているとされ、音遊びの中でアプローチできるのがリトミックの良さでしょう」
0~3歳の子どもたちを迎え入れる際は、その日のコンディションを見ながら臨機応変に対応。それぞれに寄り添った指導方針は、どの世代の生徒にも共通しています。
「個性を尊重するのは大人も子どもも同じです。音楽は自己実現の手段であり、目指すゴールはみんな違うもの。特にお子さんの場合はピアニストになりたい、Youtuberになりたい、学校の合唱祭で伴奏をやりたいなど夢の形はさまざまですから、レッスンも柔軟でなければなりませんね」
加藤さんは、講師として自らも成長し、生徒に合わせたサポートを追求したいと語ります。
「ライフスタイルの変化により、ピアノから離れる生徒さんもいるでしょう。ですが、読譜力や音を紡ぎ出す豊かな感性は一生もののギフトです。何より音楽は、うれしい時も悲しい時も側にいてくれます。人生のパートナーとなり得ますので、長く親しんでほしいと願っています」
(取材年月:2023年9月)
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