知り合いに相談するような気楽さで住まい探しをサポート（1/3）

アメリカの不動産エージェントの仕組みを石川県にも

　「不動産に詳しい、ちょっとした知り合いとおしゃべりをするような感覚でご利用いただきたいですね」そう話すのは、「フリープラス」の代表・安江国昌さん。
　石川県金沢市を拠点に、土地・建物の売買仲介や不動産コンサルティング業を展開し、住まい探しのサポートをしています。

　「マイホーム購入にあたって期待が膨らむ一方、専門的な内容も多いため、不安が募っている方が多いように感じます。本来、住まい探しは『こんな暮らしをしてみたい』という夢を形にしていく、わくわくする作業のはず。安心して住まいを見つけられるようお手伝いします」

　最近の住まい探しは、住宅情報サイトなどで条件を入れて検索し、気になる物件があれば、その情報を掲載している不動産会社に問い合わせるという流れが一般的です。

　便利ではありますが、この仕組みでは、同じ不動産会社や営業担当者が『買い主』と『売り主』双方の代理をすることになります。

　「これは1人の弁護士が、一つの事案の原告と被告を同時に受け持つようなもの。『買い主』の利益を優先してはもらえません」と安江さんは指摘します。

　「意外に知られていないのですが、広告掲載している不動産会社以外の不動産業者からでも、物件購入はできます。それなら『買い主』である自分の味方になってくれる業者に依頼した方が、有利に取引できる可能性があります」

　「例えばアメリカでは住まい探しにあたり、個人事業主として活動する不動産エージェントに依頼します。『買い主』と『売り主』のエージェントは別で、双方の代理をすることはありません。自分の味方になってくれる専任者を自ら選んで依頼する。そんな流れを石川県にも広げていきたいですね」

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