自分に合った住宅ローン選びを中立の立場でアドバイス（1/3）

複数の選択肢から比較・検討できる住宅ローンの相談窓口を運営

　夢のマイホームを手に入れるにあたって、心配が尽きないのはお金のことでしょう。「LAVIIE・フィナンシャルグループ」代表取締役社長の今村和也さんは、熊本市内で「住まいの円むすび」を展開。資金計画から住宅ローンの選定、土地探しやハウスメーカーの紹介まで、「注文住宅を建てたい」という人たちの相談に応えています。

　特に力を入れるのが、自分に合った住宅ローン選び。「住まいの円むすび」では、都市銀行やネット銀行などが提供する商品を比較検討し、成約まで伴走する「住宅ローンの窓口」を設けています。

　ファイナンシャルプランナーでもある今村さん。予算の立て方をこうアドバイスします。
　「『現在の収入でいくらまでローンが組めるのか』を基準にする方は多いですが、最初に考えるべきはライフプランです。今は子どもが小さく教育費の負担が少ないとしても、ライフステージが変われば教育資金や老後資金が必要に。人生をトータルで考え、将来にわたって無理なく返済できる額を導きます」

　プランを固めた上で、自分にとって有利な住宅ローンを見極めることが重要とか。
　「ほとんどの方が、住宅価格を下げることには意識が高い一方で、金利や保証料などローンの条件をあまり精査しない傾向にあります。仮に3000万円の借り入れでは、金利差が1％の場合、35年返済で総支払額は500万円以上変わります。固定金利と変動金利どちらにするかも、資産背景や年齢によってケースバイケース。家計への影響を見通し、借りすぎを防ぐことに重点を置いた商品選びをお手伝いします」

＜次ページへ続く＞

【次ページ】顧客の利益を第一に考えた仕組みをつくりたいと、全国で先駆けて住宅ローン代理店を導入

次のページへ