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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

第108回「春秋のお彼岸の日」

2023年8月24日

テーマ:春秋のお彼岸の日

コラムカテゴリ:冠婚葬祭



こんにちは、西部霊苑です。お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
8月も終わりが近づき、夏の暑さも和らいできました。9月になるとお彼岸の時期となりますね。
今回はそんな春秋のお彼岸の日についてお話させていただこうと思います。

【お彼岸とは】

お彼岸は春のお彼岸、秋のお彼岸と言うように春夏それぞれ1回ずつあります。
煩悩の多いこの世・此岸(しがん)と三途の川で分けられた悟りの世界であるあの世・彼岸(ひがん)の距離が最も近くなるこの日に仏教の修行をしていない人でも煩悩をなくすことが出来るとされ、西の太陽に祈りを捧げていた風習が今のお彼岸の元になっているようです。
この彼岸との距離が短くなる太陽が真東から昇り、真西に沈む昼と夜の時間がほぼ同じ日である春分の日・秋分の日をそれぞれ春のお彼岸、秋のお彼岸の中日としています。
春のお彼岸、秋のお彼岸はこの中日を中心に前後3日間の合計7日間のことを言います。

【年によって変わるお彼岸の日】

このようにお彼岸は太陽の動きを元にした春分の日・秋分の日を中日とするため、毎年3月の何日、9月の何日と決まっているわけではありません。
春分の日は国立天文台が「春分日」として発表する3月20日から21日ごろを元に国民の休日としての「春分の日」とされます。
休日としての春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という意味がある休日で、これと合わせ固定の休日を月曜日に移動させ連休をつくるハッピーマンデー制度により日付が変わる可能性がある日になります。
同じく秋分の日も国立天文台が「秋分日」として発表する9月22日から23日ごろを元にし、ハッピーマンデー制度で日付が変わる敬老の日と合わせた秋の連休シルバーウィークとされます。
休日としての春分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」という意味があります。

【お墓参りがしやすいお彼岸】

このようにお彼岸は中日を中心に7日間あるとともに連休に合わせてあるため、普段なかなかお墓参りの時間をゆっくり取ることが出来ない方にもお墓参りがしやすい日となっています。
また、春・秋と気候も穏やかであるのでぜひお墓参りで季節の移ろいを感じながらお墓の前で家族やご先祖様との時間をすごしていただければと思います。

それでは次回コラムもよろしくお願いします。


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