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松尾肇浩

子どもの主体性を育むため、気持ちに歩み寄る保育のプロ

松尾肇浩(まつおもとひろ) / 保育施設の運営

社会福祉法人 正道会

コラム

自立 ~親の適切な関わり方を考える~

2024年4月24日

テーマ:#教育 #保育 #育児 #子育て

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

親にとって、子どもの自立する姿は望ましい状態とも言えるのではないでしょうか?

実は自立には様々な視点があり、経済的な自立や社会的な自立も含まれます。

子育て中の方には、手が掛かっている状態から「自分でできるようになること」を自立として捉えている場合が多いかもしれません。

そうであれば、手をかけ、時間をかけ、成長してようやく「自分でできること」が増え、自立の兆しが見えてきて、ようやく

少しは楽になる、やっと・・


そんな時期を迎えたとします。 

でも「できるようになったから、大丈夫」「もう手がかからない」というほど、発達は右肩上がりではないことを認識しなければいけません。 

発達とは右肩上がりを迎えると、今度は新たなことに挑戦したり、工夫したりするため、次のステップとして右肩下がりを必ず迎えます!

子どもが「ママ、〇〇して」と甘えてきた時、「できるから」と「自分でしなさい、できるでしょ!」と言っていませんか?

「あっ!」と思う方もいるでしょうし、「いえいえ!」と思う人も!

もし「自分でしなさい」といったとすると、自分でするかもしれませんが、「この言い方ではだめだ、じゃあ別の言い方や別の態度でやってみよう」

たぶん、子どもたちはこう考えるはずです。

暴れたり、高い所に登ったり、大泣きしたり、赤ちゃん返りをしたり、人に嫌なことをしたりと、別のもっと注目を浴びる行為に広がってしまいます。

だとすると、出来る限り甘えてきた時、頼ってきた時は受け入れることが何より重要です。 もし言葉をかけて待つことができたり、別の方法で納得することができれば、それはそれで交渉が成り立ったことになります。

言葉でのコミュニケーションスキルを高める上でも、甘えを上手に活用し、やり取りを学びに転換していきましょう。

自立とは、頼ること、甘えること、その経験から解決する方法を考えることです。 

この記事を書いたプロ

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松尾肇浩(社会福祉法人 正道会)

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