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中西紀説

子どもの自己肯定感を育てる学びの場づくりのプロ

中西紀説(なかにしのりつぐ) / フリースクールの運営

一般社団法人ワンオブハート

コラム

子どもは言語化できないもの

2024年5月2日

テーマ:不登校

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

子どもは言語化できないもの



例えば、子どもが学校に行きたくないと言い出した時。親としてはその原因を追求したくなるものです。その原因さえ取り除けば学校に行けるかもしれないと考える気持ちは私もよく分かります。ただ、このような場合に子どもに原因を追求するのはあまり意味のないことだと考えています。何故なら、子どもは自分の気持ちを言語化できないからです。これは不登校に限ったことではなく、何か問題やトラブルが生じた時も同じです。「何故学校に行けないの?」「何故そんなことをしたの?」と問いただしても何も答えないのは、無視しているわけではありません。その原因は本人にも分からないのです。言語化出来ないのです。

これは私自身も経験があります。中学3年生のある日、突然すべてがイヤになって無気力状態となり、起き上げることが出来なくなりました。そこから不登校になってしまったのですが、当時は何故そうなってしまったのか自分でもよく分かりませんでした。その原因については無自覚だったのです。その明確な理由が分かったのは30歳を過ぎて子どもが生まれてからのことでした。

ですから、何かの問題が生じた時にその原因や理由を子どもに問い詰めるのはあまり意味がなく、むしろ逆効果にすらなりかねません。それではこんな時、どうすれば良いのでしょうか?

私は、察することが大事だと思っています。本人が分からない以上、明確な理由は分からない。ただ、本人の状態からその心中を察してみる。そこに答えはありませんが、子どもの心を慮ることに意味があるのではないでしょうか。ここ最近、三男の様子で気になることがありました。そんな時、私は妻と三男の様子について話をし、2人で彼の心中を察するのです。そして、心当たりがあることについては改善を図っていく。子どもは自分の思いを言語化できないということを理解し、その原因を問いただすことなく子どもの心に寄り添うことを心掛ける。何かの問題が生じた時、私はそのように対応しています。皆様にとって何か少しでもご参考になれば幸いです。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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