相続による不動産の売却、買い取りに関するコンサルティングで、人生の大きな節目をサポート（1/3）

権利関係が複雑な相続問題や空き家問題に伴う不動産売却の相談に対応

　「現金のように簡単に分割できず、親や兄弟姉妹間で共有するなど権利関係が複雑な、相続に伴う不動産売却も粘り強く対応します」

　こう話すのは、「T-コンサルティング」の代表・樋口太郎さん。愛媛県松山市を中心に、土地建物を売りたい人と買いたい人を仲介する不動産業を営んでいます。近年、樋口さんが力を入れているのが、空き家問題や相続に関するコンサルティングです。

　「以前、こんなケースがありました。『親から受け継いだ土地を手放したい』とのことで登記を調べてみると、ご本人の名義ではなく、随分前に亡くなった方のままだったんです。さらに、その土地に権利を持つ人が、県外在住の人も含めて10人以上いました。司法書士の力も借りながら、一人一人と交渉を重ねて所有権を一本化し、売却できたのは2年後のこと。依頼者には本当に喜んでいただきました」

　大切な財産を扱う上、家族、親族との関係性はさまざまで、プライバシーに踏み込まなければならないことに、難しさとともにやりがいを感じた樋口さん。困っている人のために誰かがやらなければ、という思いで、士業と連携しながら相続問題に取り組んでいます。2024年からは、故人が所有していた不動産の名義変更をする相続登記が義務化されるため、早めに相談してほしいと呼び掛けます。

　「当方では、県外在住の方の相談や逆に県外に残している土地建物の売却の相談にも乗っています。実は、愛媛県は全国でも空き家率が上位にあります。県外に出られて戻られないようになった後のご相談や、逆に県外の不動産の利用・売却のご相談なども承ります」

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