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長島武

証券マン歴38年の独立系FP、CFP資格も持つ資産運用のプロ

長島武(ながしまたけし) / ファイナンシャル・プランナー

長島FP事務所

コラム

株式市場でベア型ETFの使い方

2024年4月20日

テーマ:投資

コラムカテゴリ:お金・保険

中東緊迫
日経平均-1011.35円(ー2.66%)、中東情勢の緊迫をきっかけに、株式市場、大きく下げましたね。昨日の米国でも、エヌビディアが762ドルー84.71ドル(ー10%)になっていますね。来週の株式市場は、⇩⇧誰もわかりませんね。
相場に違和感をもったら(おそらく、違和感は個人個人で違います)、「株式比率を段階的に下げていき」、再び、「株式市場に参入するときも段階的に株式比率を上げていく」というのが、ベストなんでしょうが、そんな事、わかるのであれば、苦労してない、というのが普通の感覚だと思いますね。余程、資金に余裕がある人であれば、様子見でいいと思いますが、命の次に大切な資金であれば、自分自身でロスカットの水準を決めておかないと、相場に流されてしまいますね。来週から大きく反発するかも知れません。逆に暴落の始まる前かも知れません。株式比率を下げた後、大暴騰しても、大切な資産は守れますが、株式比率を下げなく、大暴落したときは、大切な資産は守れません。
リスクヘッジのETFを二つ紹介します。
日経平均とベアETF(1580)
日経平均とダブルインバース(1459)
上が(1580)日経ベア上場投信です。
4月19日 1739.5円 +44円 +2.6% 10口単位
信託報酬0.75% 日経平均との相関係数ー0.985
下が(1459)楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型
4月19日   651円 +31円 +5% 1口単位
信託報酬0.35% 日経平均との相関係数ー0.98
1580は、日経平均の逆の連動率に対して、1459は日経平均の逆の2倍の連動率ですね。信託報酬が、高いので長期保有商品には向いていませんね。
信用取引でネット証券で買っていた人もいましたが、ネット証券は株式手数料0のとこありますが、信用取引の金利は、対面証券会社の2倍以上のとこもありますから、注意が必要ですね。そのうえ、高い信託報酬がとられるので、現金での短期ヘッジとしての使い方がいいのでしょうね。
余裕資金の運用と分散投資、時間の分散、やはり、積立て投資は強いですよ。目先の上げ下げには、影響ないですから。大切な資産を作るのであれば、積み立て投資をお勧めしますね。

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長島武

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