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コラム

状況の途中経過は報告してもらいたい

2024年4月24日

コラムカテゴリ:法律関連

 調停や訴訟となっている事件だと期日が入るので、準備が間に合っていなくとも、準備状況などを相手方代理人から聞くことができる。
 しかし、交渉事件だと、放置されるとどうしようもない。

 私は事務所のスケジュールを管理しているソフトにこの時期を過ぎたら相手方代理人に督促したり、状況の確認をする旨書いておいて、状況の問い合わせをするようにしている。
 そうすると、途中経過の回答が返ってきたり、あるいは回答が返ってくることもある。
 いや、督促される前に回答してよ・・・と思うこともしばしばである。

 問題は、全く回答も連絡もつかない相手方代理人である。
 このような場合は、期限を切って、交渉を打ち切ると通知するしかない。

 さらに問題は、「いついつまでに回答します」と回答が来て、その期限が過ぎても回答がなく、督促したところもう少しかかると言って数ヶ月何も進まないまま時間だけが過ぎていく代理人である。
 どこかで依頼者と相談して見切りをつけるしかないのだが、中々に難しいところがある。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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