人との縁を大切に、関わる全ての人と喜び合える企業を目指して（2/3）

外国人技能実習生向けの講習は、「ゆっくり分かりやすく」。笑顔を絶やさず楽しい時間になるよう尽力

　東京のドコモショップに勤務後、個人事業主へ転身し、携帯会社の販売ヘルパーや、ヘルパーの教育係として活躍していた玉田さん。妻の妊娠をきっかけに地元大分に戻り、2018年に「九大技建」に入りました。

　「『経営者を育てたい』という社長の思いから新規事業推進室が新設され、いつか自分で事業を起こしたいと考えていた私は、社長の言葉にひかれ入社を決めました」

　新規事業推進室で実務を重ね、講師を務めた特別教育を引き継ぎ、2023年に独立。同年2月に「ジョイフィット」を設立しました。

　「販売ヘルパーをしていた頃から変わらず、人に何か伝えることが好きなんです」と玉田さん。外国人技能実習生に向けた講習は通訳が間に入るので、ゆっくり分かりやすく話すこと、笑顔を絶やさず楽しい時間にすることを心掛けているそうです。

　「慣れない土地で不安もあると思いますので、少しでも安心してもらえたらうれしいです」

　朗らかな人柄で、どのような講習依頼においても「できない」ではなく「どうしたらできるか」を考えることで、企業から「これからうちの社員の講習は、全員玉田さんのところでお願いしたい」「他の講習も受けたい」「急な講習にも対応してもらい助かった」といった声も。「信頼していただけることも、会社名より先に私の名前を覚えてもらえることもありがたい限りです」

＜次ページへ続く＞

【次ページ】モバイルバッテリーのシェアリングサービスを普及させ、「人が歩く街」へ

次のページへ