コラム
「怒らない」「悩まない」で、妊娠力を上げる
2019年12月27日 公開 / 2021年3月1日更新
努力が結果に結びつかないこともある妊活中は、イライラ、クヨクヨしがちになります。でもマイナスの感情が赤ちゃんをかえって遠ざけてしまうこともあるかもしれません。
今回は、ときには漢方薬の力も借りながら、体も心もよりよい状態にととのえる提案をさせていただきます。
怒ったりイライラする理由は、人それぞれ。「仕事で理不尽なことがある」など、はっきりとした原因がある場合もありますが、「わけもなくイライラする」という場合もありますよね。いずれにしても、怒りやイライラは確実に体にダメージを与え、妊娠力を低下させてしまいます。漢方ではイライラしやすい、怒りっぽい体質になっている人に、柴胡、という薬草の入った処方を調合します。柴胡にはリラックス効果があり、甘草や芍薬という薬草と組み合わせて使うと、体の緊張をほぐし、妊娠しやすい体質へと導いてくれます。
クヨクヨと思い悩みやすい、気が落ち込む体質の人もいます。こういう体質の人はすべてをマイナスにとらえ、不安に感じがち。不安は、怒り同様に体を緊張させて、血流を悪くさせます。血流が悪くなるとおなかが冷えるので、やはり赤ちゃんは遠ざかってしまうでしょう。
また、妊娠にかかわるホルモンは脳から排出されます。でもあまりに不安が強すぎると、そのホルモンの分泌も減ってしまいます。当帰、という薬草は、冷え性や女性のホルモンバランスをととのえる働きがあり、妊活中のかたによく使われますが、クヨクヨタイプにもおすすめ。当帰には独特の香りがあり、その香りが女性の心身を安心・安定させる効用も持っているのです。
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