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太田英樹プロのご紹介
コミュニケーション力を高めるコーチングで介護現場を改善に導く(1/3)
参加者のビフォーアフターを明確にした「伝わる研修」で組織を活性化
介護で大事なのは寄り添うこと。でも、どうすれば実践できるでしょうか。「インサイトハウス」の太田英樹さんは、介護・福祉業界に特化し、「コーチングコミュニケーション」をテーマに研修を行っています。
太田さんは30年近く介護業界に携わり、現場の実情に精通。「経営者は利益を課題に挙げますが、問題の根本は、高い離職率の原因とされる人間関係にある」と語ります。
研修では、上司と部下、同僚との関係づくりにコーチングや心理学の要素を取り入れ、コミュニケーションスキルを養います。コーチングでは、自分の価値観で相手を判断するのではなく、「相手の関心」に意識を傾けることがポイント。同じ目線に立って話を聴くことで、相手は「寄り添ってくれた」と感じます。
実践法の一つが、〝通りすがり感謝〟。「例えば、スタッフ間で『おはよう。昨日は手伝ってくれて助かった』など、あいさつに一言加えます。時間に追われながらもモチベーションは上がり、組織の生産性も向上します」
上司と部下では「1on1ミーティング」の導入を提案。「1on1」では上司が聴き役に徹し、部下と1対1で対話を重ねます。ロールプレーイングを交えた体験型研修で、管理職にコーチングの理解を深めます。
太田さんのポリシーは、「伝える」ではなく「伝わる」研修。事前に、経営者や管理職から社員らの働きぶりや仕事に対する思いなどをヒアリング。それぞれのタイプに合わせた行動変容へと促します。半年から1年の期間を終える頃、「スタッフ同士の批判やグチが大幅に減った」「社内の雰囲気が明らかに良くなった」などの評価が寄せられるそう。
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