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コラム

年金格差によって生活の質にまで影響が及ぶ

2024年4月28日

テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

コラムカテゴリ:くらし

以前から言われてることではありますが
あまり大きく話題に取り上げられることのない問題で
年金格差の問題があります。

そもそも年金制度については課題や疑問視が多く
根本的に制度として成立するのかどうなのかも疑われます。

そんな疑問視される年金制度ですが
更に問題なのは年金に格差が生じている問題と矛盾点ではないでしょうか。

老後の暮らしの保証であるはずの年金に
どうして格差が生じるのでしょうか?
しかもその差は生活の質にまで影響するような大きな格差です。

月数万程度の年金から
十万円を超える年金額の格差を考えると
老後生活にどのような格差が生まれるでしょうか?

有料老人ホームのように
年金が十万円を超える生活者は入居も可能ですが
月数万円程度しかない生活者にとっては
利用することすら現実的に不可能な施設でしかありません。(有名無実)

ということは24時間看護サービスや見守りサービスといった手厚いサービスも受けられず
入居できない生活者にとっては健康状態に何か問題が生じた場合
命に関わる事態に進展してしまう危険性があります。

高額年金受給者は生活の質の保証が約束され
低額年金受給者は直接生活の質の低下を招いてしまうでしょう。

このように、どうして年金によってこんなにも格差が生まれてしまうのでしょうか?

現役時代に納めてきた額の差だから仕方ないといった問題ではなく
年金という制度そのものに問題や欠陥があるために
これほどの格差が生じてしまうのかもしれません。

チラシなどの広告で
高品質の介護付有料老人ホームといった施設が紹介されてますが
入居したいと考えても入居費から家賃の高額負担により
月十万円を超える年金受給者やよほど家庭が裕福でもない限り
介護制度を利用したくても実質利用できないのが現実です。

年金や今まで納めてきた介護保険料は月々かさむ医療費に消え
介護施設なんて夢のまた夢。
生活費すらままならず、制度の利用や施設への入居なんて理想止まりになってないでしょうか。

これほどまでの格差が生じている年金制度については
是正していく必要があるとともに
すでに制度としては破綻しているのかもしれませんね。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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