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コラム

自分の中にある無意識の差別の気づき方

無意識かどうかにかかわらず
人は大なり小なり他人のことを差別しているのですが
よほど悪意を持った意図的なものでない限り(差別意識)
差別そのものは自然にあるものなのでそれ自体がいけないということではありません。

とは言え意識できるなら差別なんてしないに越したことはないですが
なかなか自分では意識できないからこそ差別につながってしまうんですね。

わざわざ差別してやると意識して差別する人がいるでしょうか?

そういう人やそういうケースもあるでしょうけど
自分で差別だとは認識できない(認識しにくい)、してると思ってないので
無意識に差別をしてしまってるわけです。

ではどのようにすればこれは差別なんだと自分で気づけるのかと言いますと
例えば野球の大谷選手をイメージしてもらいたいのですが
次に自分の身近な人に接している態度を振り返り
その態度を大谷選手に対しても同じような接し方をするのかどうかを考えてみてください。

大谷選手でわかりにくければもっとわかりやすく
自分の“推し(憧れの人)”に対しても同じような態度を取るのかどうかです。

このように大谷選手や推しにはしないのに(言わないのに)
その相手に対しては偉そうに言ったり遠慮や配慮の欠ける違う態度を取る。

相手によって態度が違うこと=すなわち差別であるということではありませんが
どうして推しにはそんな態度は取らないのに
身近な人には軽々しい態度を取るのでしょうか?

ここに自分の気づいてない差別が隠れているわけですね。

身近な人への接し方が差別かどうかだったり
誰に対しても推しのような態度に改めるべきだと言ってるのではなく
どういうことが差別なのかということに気づいていただきたいんですね。

最初にも言いましたが
差別をしてやると思って差別をしてる人はいません。

このように差別とは常に無意識(無自覚)であり
自分ではなかなか気付けないからこそ
何が、どういうことが差別なのかを自分で認識していただきたいのです。

相手に対して推しにするような態度を取りますか?
あるいは推しに対しても普段接している人と同じ言動をしますか?ということです。

身近な人にはするけど推しにはしない。(反対も然り)

これが差別なのだということを認識して
改めて自分の態度(振る舞い)や身近な人への接し方を振り返ってみましょう。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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